• Skip to main content
  • Skip to after header navigation
  • Skip to site footer
少年写真ニュースロゴ

少年写真ニュース

未来への夢を育む少年写真ニュースデジタル版

ニュースのカテゴリーを選ぶ

挑戦する子どもたち
インタビュー
学校現場から
スポーツ
いきもの
イベント
募集

取材の依賴やプレゼントを送る

応募フォーム

教員向け(外部リンク)

SeDoc
アーカイブ
  • X
  • Instagram
  • Search

夏休み前の「水槽すいそうピカピカ大作戦だいさくせん」!サンシャイン水族館のお仕事の裏側うらがわを取材しゅざい

2025年6月27日 by yoshioka

子どもたちがたくさん訪おとずれる夏休み前に、サンシャイン水族館(東京・池袋いけぶくろ)で、生き物たちが生活する水槽すいそうの水を抜ぬいて内側うちがわの汚よごれをとる「落水清掃らくすいせいそう」が行われました。


「水槽すいそうピカピカ大作戦」の様子をのぞいてみよう!

約やく70ある水槽すいそうのうち、「天空のペンギン」水槽すいそうや、クラゲの水槽すいそうとしては国内最大級さいだいきゅうの「クラゲパノラマ」水槽すいそうなどの大型水槽おおがたすいそうを含ふくめ、6つの水槽すいそうの水を抜ぬいて、その水槽すいそうの生き物を担当たんとうする飼育しいくスタッフなどが、水槽すいそう内のアクリルや壁かべ、床ゆかなどの汚よごれを落としていきます。


(1)「天空のペンギン」水槽すいそう(屋外エリア マリンガーデン)

都会のビル群ぐんの上空をケープペンギンたちが飛とび交かうように泳ぐ「天空のペンギン」水槽すいそうでは、高いところでの作業も必要ひつようになり、上と下にいるスタッフのコミュニケーションが大事になります。

写真提供:サンシャイン水族館

水を抜ぬいたら深い部分のアクリルを磨みがいたり、水槽すいそうの中をこすってていねいに洗あらったりします。

写真提供:サンシャイン水族館

掃除そうじが完了し、水槽すいそうに再ふたたび水が入るのを、ケープペンギンは翌朝よくちょうまで待ちます。

写真提供:サンシャイン水族館

翌朝よくちょう、営業えいぎょう時間前にペンギンたちが水槽すいそうに戻もどります。


きれいになった水槽すいそうで泳ぐペンギンたちは、気持ちよさそうで楽しげです。


(2)海月空感「クラゲパノラマ」水槽すいそう(館内1階)

クラゲの水槽すいそうとしては国内最大級こくないさいだいきゅうの約14mの横幅よこはばの「クラゲパノラマ」水槽すいそうでは、掃除そうじをするために、水流に漂ただようミズクラゲを優やさしくすくい上げてバックヤードにある予備水槽よびすいそうに移動いどうさせます。クラゲは、水族館で繁殖はんしょくさせているそうです。

写真提供:サンシャイン水族館

漂ただようクラゲを、ていねいに網あみですくいます。

写真提供:サンシャイン水族館

クラゲはもろいため、一気に運ぶことができないため、少しずつバケツに入れて、バックヤードまでていねいに運びます。

写真提供:サンシャイン水族館

クラゲをすべて移動いどうさせたら水槽すいそうの水を抜ぬいて、水槽すいそうのアクリルの汚よごれや水槽すいそうの底そこにたまったコケなどを落とします。

写真提供:サンシャイン水族館

サンシャイン水族館で飼育しいくスタッフ(魚類担当ぎょるいたんとう)をしている鴨下かもした悠加ゆかさんに掃除そうじの方法ほうほうやたいへんな点、気を使うところなどを教えていただきました。

「ふだん、「クラゲパノラマ」水槽すいそうの掃除そうじは、水槽すいそうの上からこすり掃除そうじを行っていますが、それだけでは追いつかないほどの汚よごれがついてしまうので、大型連休おおがたれんきゅうや夏休みなどのお客さまが多くいらっしゃる日の前に、水を抜ぬいて掃除そうじしています。「クラゲパノラマ」水槽すいそうは大きな水槽すいそうなので、生き物をすべて移動いどうするのも、水を抜ぬくのも、水をためるのも掃除そうじするのも、とてもたいへんです。また、裏側うらがわはとても狭せまく、作業がしにくい場所がたくさんあるので、事故じこがないように気をつけています。さらに、殺菌さっきんなどをするため、薬剤やくざいを使用して掃除そうじするので、しっかり薬を中和して洗あらい流さないと生き物が死んでしまいます。その点にも注意しています」

次亜塩素酸じあえんそさんナトリウムを使った清掃せいそうのあと、じょうろで中和剤ちゅうわざいをかけて水洗あらいをし、次亜塩素酸じあえんそさんナトリウムをしっかりと落とします。

写真提供:サンシャイン水族館

ピカピカになった水槽すいそうに新しい海水を入れ、翌朝よくちょう、バックヤードからクラゲを水槽すいそうに戻もどします。


水槽すいそうにだんだんクラゲが戻もどってきていますが、まんべんなく漂ただようまでには時間がかかります。


鴨下かもしたさんに水族館での仕事の魅力みりょくをお伺うかがいすると、「さまざまな仕事がありますが、飼育しいくスタッフの仕事は、主に生き物の体調管理かんり、餌えさ作り、餌えさやり、掃除そうじ、解説かいせつ、イベントの企画きかくなどがあります。この仕事の魅力みりょくは、解説かいせつやイベントの企画きかくなどを通じて生き物の魅力みりょくなどをお客さまにお伝つたえするとともに、環境かんきょう問題などにも関心かんしんをもってもらうお手伝てつだいができることです。自然しぜんの環境かんきょうを知り、それを水槽すいそうで表現ひょうげんできることも楽しいです」と話してくれました。


クラゲのふわふわとした動きのことを「拍動はくどう」といい、それはまさに生きるための心臓しんぞうの鼓動こどうのようなものです。ミズクラゲの体には四つ葉のクローバーのような模様もようがあるのですが、これは実は「胃い」! 通常つうじょうは4つですが、よく見ると5つあったり、3つだったりなどのミズクラゲもいるそうなので、時間をかけてじっくりと眺ながめてみてください。


(3)「湖にすむアザラシ」水槽すいそう(館内2階)

ロシアのバイカル湖に生息し、淡水たんすいで過すごす唯一ゆいいつのアザラシ、バイカルアザラシ。まんまるの体にくりっとした目で、サンシャイン水族館でも人気者。レオ(オス)とラム(メス)の2頭が、生活しています。

一面が厚あつい氷で覆おおわれる真冬のバイカル湖をイメージした水槽すいそうは、氷のレプリカを浮うかべています。

掃除そうじは水を抜ぬきながら行い、氷のレプリカもこすり掃除そうじをしてから消毒しょうどくをします。

写真提供:サンシャイン水族館

水がなくなった水槽すいそうの中で、ゴロンと転がっているかわいいアザラシの姿すがたは、なかなか見ることができません。

写真提供:サンシャイン水族館

掃除そうじが終わったら水を入れて、ピカピカの水槽すいそうに。


見どころたくさん! サンシャイン水族館

サンシャイン水族館でこの夏、特とくに見てほしい生き物について、鴨下かもしたさんは、「カリフォルニアアシカに赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんのアシカは今しか見られないので、ぜひ、この夏に見に来ていただきたいです」と教えてくれました。(※生き物の状況により展示てんじが変更へんこうされることもあります)

 6月15日に、カリフォルニアアシカのチャップ(オス)とパコ(メス)の間に生まれた赤ちゃんは、屋外エリアのマリンガーデン「アシカたちの砂浜すなはま」で見ることができます。パコが赤ちゃんを育てる貴重きちょうな姿すがたを見ることができるかもしれません。見るときにはアクリル面には近づかないようにしてください。


ケープペンギンの「ぽてと」も水族館生まれの1歳さい。お尻しりにかけてまだ羽(毛)が白い状じょうたい態で見ることができるのは、子どものときだけ。


ぽてとは6月30日頃ごろに初はじめての換羽かんう(羽毛が抜ぬけかわり、新しい羽が生はえてくること)が始まりました。そこから10日程度ていどで大人の姿すがたになる予定ですので、大人になったぽてとにも会いに来てください!

写真提供:サンシャイン水族館

今年から始まった「天を仰あおぐ太刀魚たちうお」水槽すいそうでのタチウオの常設展示じょうせつてんじは、東日本では唯一ゆいいつ。飼育しいくスタッフなどがチームをつくって東京湾わんや駿河湾するがわんで採集さいしゅうして、飼育しいくをしているそうです。

写真提供:サンシャイン水族館

浅あさい珊瑚礁さんごしょうをイメージした大水槽だいすいそう「サンシャインラグーン」は、魚の躍動感やくどうかんと優雅ゆうがに泳ぐエイを見ることができます。

写真提供:サンシャイン水族館

左回りに泳ぐマイワシが大迫力だいはくりょくの「生命の躍動やくどう」水槽すいそう。どうして左回りなのかというと、日本人は魚の頭が左側ひだりがわだと落ち着く「左頭」や「左が上位じょうい」という伝統的でんとうてきな日本の考え方などを意識いしきしたんだそうです。

写真提供:サンシャイン水族館

そして、11月24日(月・祝しゅく)まで、特別展とくべつてん会場(ゲストルーム)で開催中かいさいちゅうの特別展とくべつてん「真夜中のいきもの展てん」。夜や暗闇くらやみで活動する生き物に焦点しょうてんを当てて、洞窟どうくつ、海、森をコンセプトに、真っ暗くらな環境かんきょうを好このむ約やく20種しゅの生き物を展示てんじしています。日中は寝ねていることが多い夜行性やこうせいの生き物たちが活動していたり、暗闇くらやみで発光していたりする様子など、なかなか見ることができない生き物たちの姿すがたを間近で観察かんさつすることができます。


日本国内では2個体こたいのみが飼育しいくされている、スライゴオオサンショウウオ。


くりくりしたつぶらな瞳ひとみと首の動きがかわいい、アカアシモリフクロウ。


この夏休みは、サンシャイン水族館にたくさんの生き物に会いに行きましょう!


サンシャイン水族館からのお知らせ

サンシャイン水族館を楽しみたい方に向けたファンクラブ会員制度せいど「アクアリウムクラブ」(Aquarium Club)では、会員を募集中ぼしゅうちゅう。生き物好ずきにおすすめの、毎日朝から晩ばんまで水族館を楽しめる「プレミアムプラン」、ファミリー向けで、平日のんびりお得とくに水族館を楽しめる「スタンダードプラン」の2種類しゅるいがあります。会員だけが貴重きちょうな体験たいけんができる「プレミアム感謝祭かんしゃさい」も実施じっしされるので、興味きょうみがある方は、ホームページでご確認かくにんください。


サンシャイン水族館

所在地:東京都豊島区東池袋3−1 サンシャインシティワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:10時〜19時 ※最終入場は終了30分前 ※季節・曜日で変動
入場料:大人(高校生以上)2,600円〜、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4歳以上)800円 ※変更の場合あり
問い合わせ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466
https://sunshinecity.jp/aquarium ※土日祝日および特定日は、入場制限を行っておりますので、事前予約(日時指定・日付指定)が必要です。詳しくは水族館ウェブサイトをご確認ください。
※特別展「真夜中のいきもの展」の入場料は600円です。


(取材・撮影 2025年6月20日「デジタル少年写真ニュース」吉岡/取材協力:サンシャイン水族館)

Visited 95 times, 39 visit(s) today
カテゴリー: いきもの

About yoshioka

Previous Post:中野区立桃花とうか小学校しょうがっこう(東京都)で開催かいさい デフリンピック特別とくべつ授業じゅぎょう『きこえないってどんな世界?』

Sidebar

教職員向け
SeDoc
会員制コンテンツ
アーカイブ
掲載用少年写真ニュース
運営会社
少年写真新聞社ロゴ

株式会社 少年写真新聞社
〒102-8232 東京都千代田区九段南3-9-14
HF九段南ビル2F・3F

メニュー
  • お問い合わせ
  • 運営会社WEBサイト
  • プライバシーポリシー
SNS
  • X
  • Instagram

Copyright © 2025 少年写真ニュースデジタル All Rights Reserved.