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戦後せんご80年、戦争せんそうの記憶きおくを次代へつなぐ

2025年7月8日 by yoshioka

今年は、1945年の終戦しゅうせんから80年という節目ふしめの年です。


戦争せんそうを実際じっさいに体験たいけんした方々の声を直接ちょくせつ聞く機会きかいは年々少なくなっており、当時の記憶きおくも次第に風化しつつあります。こうした中、戦争せんそうの記憶を次の世代へと伝つたえようと、全国にはさまざまな展示施設てんじしせつが設もうけられています。


その一つである「帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム(平和祈念きねん展示資料館てんじしりょうかん)」(東京都新宿区)では、第二次世界大戦たいせん後ごも苦しい体験たいけんを乗り越こえながら生き抜ぬいた兵士へいし、戦後せんごの強制きょうせい抑留者よくりゅうしゃ、海外からの引揚ひきあげ者しゃに焦点しょうてんを当てた資料展示しりょうてんじを通じて、戦争せんそうを知らない世代にも理解りかいを深めてもらう取り組みを行っています。


現在げんざい「帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム(平和祈念きねん展示資料館てんじしりょうかん)」が中心となって、全国の戦争関連展示せんそうかんれんてんじを行う13の施設しせつを紹介しょうかいする企画展きかくてん「戦後せんご80年 帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム 関連施設かんれんしせつをめぐるパネル展てん」 が、7月13日(日)まで開催かいさいされています。入場は無料むりょうです。

近年、小・中学校でも平和教育が積極的せっきょくてきに行われており、子どもたちは幼おさないころから平和の大切さを学んでいます。こうした教育が広がりを見せる中で、13の参加施設さんかしせつは「戦争せんそうがどれほど多くの人々を苦しめ、大切なものを奪うばったのか」を伝つたえることの重要性じゅうようせいを共有きょうゆうし、「見て・学んで・考える」ことができる展示てんじづくりに力を注いでいます。


日本各地かくちで起きた戦争せんそうに関かんする出来事できごとをそれぞれのテーマで紹介しょうかいしており、来場者が戦争せんそうの時代を生きた人々の姿すがたを知り、未来みらいの平和について考えるきっかけを提供ていきょうしています。


今回のパネル展てんでは、平和の大切さを語り継つぐ「情報じょうほう発信はっしんの拠点きょてん」として、それぞれの施設しせつが地域ちいきで果はたしている役割やくわりや取り組み、展示物てんじぶつなども紹介しょうかいしています。

また、展示初日てんじしょにちの7月1日には、13施設しせつの代表者が集まり、「全国にはこれほど多くの戦争せんそう関連施設かんれんしせつがあるということを広く知ってもらいたい」という思いのもと、それぞれの施設しせつの特色とくしょくや今後の展望てんぼうについて発表が行われました。


【参加施設さんかしせつ(パネル展示てんじ会場内の展示順てんじじゅん)】



筑前ちくぜん町立大刀洗たちあらい平和記念館きねんかん〈福岡ふくおか県筑前ちくぜん町〉

特攻隊とっこうたいの中継基地ちゅうけいきちとして数多くの特攻隊員とっこうたいいんたちが出撃しゅつげきした飛行場ひこうじょうの跡地あとちに建たてた記念館きねんかんで、米軍べいぐんの大空襲くうしゅうにより大きな被害ひがいも受けました。世界に唯一現存ゆいいつげんそんする戦闘機せんとうきなどが展示てんじされています。


山の中の海軍かいぐんの町 にしき ひみつ基地きちミュージアム(錦にしき町立人吉ひとよし海軍かいぐん航空基地こうくうきち資料館しりょうかん)〈熊本くまもと県錦にしき町〉

もともと海軍かいぐんの町でさまざまな役目を持った部隊ぶたいが活動していました。戦後せんご70年がたち、当時の姿すがたをとどめたさまざまな遺構いこうが発見され、それらを展示てんじするフィールドミュージアム(野外博物館はくぶつかん)としての施設しせつとなっています。


万世ばんせい特攻とっこう平和祈念きねん館〈鹿児島かごしま県南さつま市〉

終戦しゅうせん間際まぎわわずか4か月しか使われなかった「幻まぼろしの特攻基地とっこうきち」の跡地あとちにある施設しせつで、沖縄おきなわに出撃しゅつげきした特攻隊員とっこうたいいんたちの手紙や遺品いひんなどを展示てんじしています。


知覧ちらん特攻とっこう平和会館〈鹿児島かごしま県南九州市〉

飛行機ひこうきもろとも敵艦てきかんに体当たりした陸軍りくぐん特別攻撃とくべつこうげき隊員たいいんの遺影いえいや遺書いしょなどを展示てんじしている資料館しりょうかんで、特攻とっこうの事実を知り、命の尊とうとさを考えてもらうために、語かたり部べによる講演こうえんなども定期的ていきてきに行っています。


岡山おかやま空襲くうしゅう展示室てんじしつ〈岡山おかやま県岡山おかやま市〉

1945年6月に受けた岡山空襲おかやまくうしゅうに関かんする資料しりょうや写真の展示てんじだけではなく、どのような被害ひがいを受け、その後どのように復興ふっこうしたのかをわかりやすく紹介しょうかい。空襲くうしゅうを体験たいけんされた方の証言しょうげんなども展示てんじしています。


姫路市ひめじ平和資料しりょう館〈兵庫県姫路ひょうごけんひめじ市〉

1945年7月の姫路空襲ひめじくうしゅうの実情じつじょうを実物資料しりょうやジオラマなどの展示てんじから紹しょうかい介するだけではなく、空襲擬似くうしゅうぎじ体験装置たいけんそうちがあり、実際じっさいに空襲くうしゅうがどれだけ恐おそろしいものであったのかを体験たいけんすることができます。


舞鶴まいづる引揚ひきあげ記念館〈京都府きょうとふ舞鶴まいづる市〉

舞鶴まいづる市は海外からの引揚ひきあげ者しゃを迎むかえ入れた街まちで、2015年に収蔵資料しゅうぞうしりょうのうち70点が「ユネスコ世界記憶遺産きおくいさん」にも登録とうろくされ、その一部を公開しています。語かたり部べの育成いくせいにも力を入れており、中学生から大学生の若わかい世代の語かたり部べも活躍かつやく中ちゅう。


滋賀しが県平和祈念きねん館〈滋賀しが県東近江おうみ市〉

日中戦争せんそう以降いこうに滋賀しが県出身者が集まる郷土きょうど部隊ぶたいが構成こうせいされました。そうした滋賀しが県出身の兵士へいしたちを中心とした県民けんみんの戦争せんそう体験たいけんを語り継つぎ、平和を願ねがう心を育むための拠点きょてんとなる施設しせつです。


筑波つくば海軍かいぐん航空隊こうくうたい記念館きねんかん〈茨城いばらき県笠間かさま市〉

筑波つくば海軍航空隊かいぐんこうくうたいの跡地あとちを活用した日本最大さいだい規模きぼの戦争遺跡せんそういせきで、敷地しきち内ないにある司令しれい部庁舎ちょうしゃをはじめ、映画えいがやドラマの撮影さつえいも多数行われています。土日限定げんていで地下戦闘せんとう指揮しき所じょなどがある地下要塞ようさいも公開されています。


予科練平和記念きねん館(茨城いばらき県阿見あみ町〉

終戦しゅうせんまで全国の予科練教育・訓練くんれんの中心的てきな役割やくわりを担になった「予科練」があり、そこで訓練くんれんを受けた若者わかものたちの記録きろくを展示てんじするだけではなく、今年は開館から15周年しゅうねんということもあり、戦後せんごの予科練習生たちの姿すがたを紹介しょうかいした企画展きかくてんも実施じっし。


昭和館〈東京都千代田区〉

戦中せんちゅう・戦後せんご(昭和10年〜30年代)の国民こくみんの生活に係る歴史的資料れきしてきしりょうを収集しゅうしゅう・保存ほぞん・展示てんじしてします。8月3日(日)には戦後せんご80年 記念きねんシンポジウム『「記憶きおく」を伝つたえるということ』を九段くだん会館テラスにて開催かいさいします。


しょうけい館(戦傷病者史料館せんしょうびょうしゃしりょうかん)〈東京都千代田区〉

戦争せんそうでけがをしたり、病気になったりした人たちやその家族等が体験たいけんした戦中せんちゅうや戦後せんごの困難こんなんや苦しみについて広く知ってもらうために実物資料しりょうなどの展示てんじなどを行っています。


帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム(平和祈念展示資料館きねんてんじしりょうかん)〈東京都新宿区〉

兵士へいし、戦後強制抑留者せんごきょうせいよくりゅうしゃ、海外からの引揚ひきあげ者しゃが、戦争せんそうが終わってからも苦しくつらい体験たいけんをした人々に関かんする実物資料しりょうやジオラマなどを展示てんじしています。海外の人や若わかい世代の来館者も増ふえていて、夏休みにはワークショップや映画えいが上映じょうえい会、講演会こうえんかいなどのさまざまなイベントが開催かいさいされます。

帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)の海外からの引揚げコーナーの展示の様子

帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)の戦後強制抑留コーナーの展示の様子

「帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム」の「関連施設かんれんしせつをめぐるパネル展てん」に足を運び、13の施設しせつに関かんする展示てんじや活動に触ふれてみてください。そして、実際じっさいにそれぞれの施設しせつを訪おとずれることで、戦争せんそうの記憶きおくに触ふれ、今、平和の尊とうとさについて考えるきっかけにしていただければと思います。


「帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム」(平和 祈念展示資料館きねんてんじしりょうかん)

【「関連施設かんれんしせつをめぐるパネル展てん」開催概要かいさいがいよう】

〈タイトル〉戦後せんご80年 帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム 関連施設かんれんしせつをめぐるパネル展てん
〈会期〉2025年7月1日(火)~7月13日(日)
〈会場〉 帰還者きかんしゃたちの記憶きおくミュージアム(平和祈念展示資料館きねんてんじしりょうかん) 企画展示きかくてんじコーナー
(東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階)
〈開館時間〉9時30分~17時30分 (入館は17時まで)
〈入場料りょう〉無料むりょう
〈お問い合わせ先〉03-5323-8709

公式サイト
https://www.heiwakinen.go.jp

(取材・撮影 2025年7月1日「デジタル少年写真ニュース」編集部 吉岡、澤村)

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カテゴリー: イベント, 未分類

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