新渡戸文化中学校の生徒によるチーム「NiToBe CoLoRs」は、持続可能な未来に向けて活動する取り組み、「Action for Future」(AFF)の活動で、2022年に、中高生を対象としたFSC®︎認証マークの普及アイデアコンテスト、第3回「FSCアワード」に応募しました。最終10校に選ばれましたが、残念ながら入賞は逃してしまいました。

生徒たちは、森林減少により生態系が崩れ、絶滅の危機に陥る生き物たちのことを知ってもらうため、FSC®︎認証紙を使用した折り紙を使って、絶滅の恐れがある生き物を折ってもらい、その現状をたくさんの人に知ってもらうにはどうしたら良いかを考えました。
そこで浮かんだのが、自分たちが企画した「折り紙」の製品化。
折り紙のパッケージの表紙やイラスト、説明に至るまで全て生徒が考案し、また、自分たちで依頼を出して、WWFジャパンに監修をしてもらいました。折り紙の製造についても、自分たちで会社を探し、賛同してくれた印刷会社に依頼。
日本初となる、国産のFSC®︎認証紙を使ったこの折り紙は、2023年、第4回「FSCアワード」にて最優秀賞を受賞し、「NiToBe CoLoRs」は、世界にひとつだけの日本初の折り紙で、日本一を獲得しました。 現在「NiToBe CoLoRs」は、日本のFSCジュニア・アンバサダーとして、FSCマークの普及に向けた活動も実施しています。
(取材・撮影日:2024年3月3日 少年写真ニュース編集部 吉岡)