こども食堂が「みんなのつながりをつくる場所」になるように、地域の人と家族や子どもたちをむすぶ、「むすびえ ✕ こども食堂 手前みそプロジェクト」がスタートしました!「むすびえ(認定NPO法人全国こども食堂支援センター)」は、「みんながひとりぼっちにならない社会をつくりたい」とこども食堂を応援している団体です。)
このプロジェクトのスタートイベントとして、むすびえと渋谷区で活動をしている、こども食堂「渋谷区おばさん」が、2025年3月20日に、東京都渋谷区で「みんなでみそをつくってみよう!」というみそづくり体験イベントを開きました。

こども食堂「渋谷区おばさん」は、渋谷区代々木にある「立正寺」というお寺で活動を行っているこども食堂です。素材本来の味を楽しめるよう、化学調味料を使わず、手作りの発酵調味料などを使っています。できるだけ農薬を使わないで育てた野菜などを食材にした、子どもたちに安心安全な食事は、「おいしい」と大人気!
イベントには、11組の親子が参加しました。みそをつくる会社の「マルコメ」の須田さんが先生になって、みんなでいっしょにみそをつくりました。須田さんは、こうじ菌というみそをつくるために大切な菌についても、わかりやすく教えてくれました。

子どもたちは、須田さんが出すみそクイズにも元気よく答えて、このイベントをとても楽しんでいました。保護者からも「ずっとみそをつくってみたかったからうれしい」「みそがどうやってできるのかを知ることができて、子どもといっしょに勉強になりました」という感想がありました。
いっしょにこのイベントを開いたこども食堂 「渋谷区おばさん」は、「いつもはわたしたちがごはんをつくって出しているけれど、今回はみんなでいっしょにみそをつくれてとても楽しかったです。これから、みんなでつくったみそといっしょに、みんなのつながりも育てていきたいです」と話しました。
みそは時間をかけておいしくなる食べ物です。みそのように時間をかけて地域の人たちとなかよくなることができるように、今後も、みそがどんなふうに変わっていくのかを観察したり、できあがったみそを使った料理のワークショップなどを開催したりしていく予定です。
イベント概要
「みそ仕込みを体験しよう!」
主催:こども食堂「渋谷区おばさん」、認定NPO法人こども食堂支援センター・むすびえ
講師:マルコメ株式会社
協力:全国味噌工業協同組合連合会<
(記事作成協力:認定NPO法人こども食堂支援センター・むすびえ)