• Skip to main content
  • Skip to after header navigation
  • Skip to site footer
少年写真ニュースロゴ

少年写真ニュース

未来への夢を育む少年写真ニュースデジタル版

ニュースのカテゴリーを選ぶ

挑戦する子どもたち
インタビュー
学校現場から
スポーツ
いきもの
イベント
募集

取材の依賴やプレゼントを送る

応募フォーム

教員向け(外部リンク)

SeDoc
アーカイブ
  • X
  • Instagram
  • Search

あなたの推おしをさがせ!江戸えどを彩いろどった浮世絵師うきよえし五大スターの競演きょうえん!

2025年6月6日 by Sato
(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)

上野の森美術館びじゅつかん(東京都とうきょうと・台東区たいとうく)で、「五大浮世絵師展うきよえしてんー歌麿うたまろ 写楽 北斎ほくさい 広重 国芳くによし」が7月6日まで開催中です。五大浮世絵師うきよえし展てんということで、誰だれもが知っている、教科書に載のっている五人の有名な浮世絵師うきよえしの作品約やく140点を一気に見ることができる、豪華ごうかな展覧会てんらんかいになっています。

浮世絵研究家の山本野理子さん

【第一章】喜多川歌麿きたがわうたまろ─物想ものおもう女性じょせいたち

美人画で有名な歌麿うたまろの「五人美人愛敬競ごにんびじんあいきょうくらべ 兵庫屋花妻ひょうごやはなつま」は、遊女が手紙を読む場面を描えがいていますが、左には絵文字でタイトルが書かれています。これは寛政かんせいの改革かいかくで遊女を描えがくのが禁止きんしされたため、名前を絵で表す工夫くふうです。庶民しょみんの遊び心が描えがかれています。歌麿うたまろの美人画には理想の女性じょせいだけではなく、さまざまな身分や場面の女性じょせいが登場しています。

喜多川歌麿「五人美人愛敬競 兵庫屋花妻」 判型:竪大判錦絵 版元:近江屋権九郎(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)
喜多川歌麿「教訓親の目鑑 俗二伝  ばくれん」 判型:竪大判錦絵  版元:鶴屋金助(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)

【第二章】東洲斎とうしゅうさい写楽しゃらく─役者絵の衝撃しょうげき

写楽は正体不明ふめいの謎なぞの絵師えしとして知られ、「大首絵」と呼よばれる、顔を大きく描かいた作品で有名です。写実的しゃじつてき過すぎて人気が長続つづきせず、短命だったともいわれます。絵にある文字は後に写楽のファンが書いたものもあります。写楽しゃらくの絵は海外でも高く評価ひょうかされ、赤い印しるしのある作品はフランスのコレクターのお墨付すみつきとして展覧会てんらんかいにも出ています。

東洲斎写楽「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」 判型:竪大判錦絵 版元:蔦屋重三郎
(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)

【第三章】葛飾北斎かつしかほくさい─怒涛どとうのブルー

北斎ほくさいの「神奈川沖浪裏かながわおきなみうら」はとても有名な絵で、「冨嶽ふがく三十六景けい」という富士山ふじさんがテーマのシリーズの1枚まいです。同じシリーズの「五百らかん寺さざえどう」という絵では、ぐるぐる登るお堂どうの上から景色けしきを見ている人たちがいて、床ゆかの線や人の向き、小僧こぞうのゆびさしなどから、見る人の目がだんだん奥おくへ向き、最後さいごに遠くの富士山ふじさんに気づくように、構図こうずが工夫くふうされています。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 判型:横大判錦絵  版元:西村屋与八(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局
葛飾北齋「冨嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう」 判型:横大判錦絵  版元:西村屋与八

【第四章】歌川広重-雨・月・雪の江戸えど

広重は「東海道五拾三次之の内」や「名所江戸百景めいしょえどひゃっけい」で有名な絵師えしで、風景ふうけいだけではなく旅人や町の人々の暮くらしも描えがき、自然と人の営いとなみを一体化させて表現ひょうげんしました。ドローンもない時代に、想像力そうぞうりょくを働はたらかせて自由な視点してんから見た絵を描えがき出し、空間表現ひょうげんの工夫くふうが光る作品を数多く残のこしています。

歌川広重「東海道五拾三次之内  蒲原 夜之雪」 判型:横大判錦絵  版元:竹内孫八(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)
歌川広重「名所江戸百景  大はしあたけの夕立」 判型:竪大判錦絵  版元:魚屋栄吉(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)

【第五章】歌川国芳くによし─ヒーローとスペクタクル

武者絵ぶしゃえで有名な国芳くによしは、「通俗水滸伝つうぞくすいこでん」などで筋肉きんにくや入いれ墨ずみを描えがき、彫ほり物ブームを生みました。「左ひだり甚五郎じんごろう」は自画像ぞうともいわれ、仏像ぶつぞうにどてらを着せるなど、自身を彷彿ほうふつとさせるユーモアもありました。天保てんぽの改革かいかくで役者絵が禁止きんしされても、反骨精神はんこつせいしんで仏像風ぶつぞうふうの役者絵を描かくなど、自由な発想と風刺ふうしが光る絵師えしです。

歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人  浪裡白跳張順」 判型「竪大判錦絵 版元:加賀屋吉右衞門(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)
歌川国芳「名誉  右に無敵左り甚五郎」 判型:大判錦絵三枚続  版元:恵比寿屋仁兵衛(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)

【歌舞伎俳優かぶきはいゆう・尾上松也おのえまつやさんが、絶賛開催中ぜっさんかいさいちゅうの「五大浮世絵師うきよえし展てん」を初観覧はつかんらん!】

音声ガイドナビゲーターを務つとめる尾上松也おのえまつやさんが「五大浮世絵師うきよえし展てん」に来て、展示てんじを初はじめて観覧かんらんしました。「五人の浮世絵師うきよえしそれぞれに個性こせいがあり、作風の違ちがいがよくわかりました。絵からは当時の風景ふうけいや空気感、絵師えしの情熱じょうねつまでもが伝つたわってきます。それを、ぜひ実際じっさいに感じてほしい」と語りました。

尾上松也さん(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局)
尾上松也  石川真澄「挑む第八回外伝」(写真提供:「五大浮世絵師展」広報事務局/©UKIYO-E PROJECT)

【五大浮世絵師うきよえし展てん ー歌麿うたまろ 写楽 北斎ほくさい 広重 国芳くによし】

・会期:2025年7月6日(日)まで/会期中無休むきゅう
・開催かいさい時間:10:00〜17:00(入館は閉館へいかんの30分前まで)
・会場:上野の森美術館びじゅつかん(〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2)
・入館料りょう(税込ぜいこみ):一般いっぱん:2,000円、高校・専門せんもん・大学生:1,500円、小・中学生:当日800円
※未就学児無料みしゅうがくじむりょう
※小学生以下いかは保護者同伴ほごしゃどうはんでのご入場をお願ねがいいたします。
※学生券けんでご入場の場合は、学生証しょうのご提示ていじをお願ねがいいたします。(小学生は除のぞく)
※障しょうがい者手帳(身体障害しょうがい者手帳・愛あいの手帳・療育りょういく手帳・精神障害保健福祉手帳せいしんしょうがいほけんふくしてちょう・被爆者健康ひばくしゃけんこう手帳)をお持ちの方とその介助かいじょ者(1名まで)は当日料金りょうきんから半額はんがくとなります。


・オフィシャルサイト:https://www.5ukiyoeshi.jp
・展覧会公式X:@5ukiyoeshi
・展覧会公式Instagram:5ukiyoeshi

(取材、一部写真撮影:2025年5月26日 デジタル少年写真ニュース編集部澤村)

Visited 93 times, 1 visit(s) today
カテゴリー: イベント

About Sato

Previous Post:夢ゆめは伝説でんせつの料理人りょうりにん 奥田政行おくだまさゆきシェフインタビュー
Next Post:東ひがし曜太郎ようたろう先生インタビュー

Sidebar

教職員向け
SeDoc
会員制コンテンツ
アーカイブ
掲載用少年写真ニュース
運営会社
少年写真新聞社ロゴ

株式会社 少年写真新聞社
〒102-8232 東京都千代田区九段南3-9-14
HF九段南ビル2F・3F

メニュー
  • お問い合わせ
  • 運営会社WEBサイト
  • プライバシーポリシー
SNS
  • X
  • Instagram

Copyright © 2025 少年写真ニュースデジタル All Rights Reserved.