• Skip to main content
  • Skip to after header navigation
  • Skip to site footer
少年写真ニュースロゴ

少年写真ニュース

未来への夢を育む少年写真ニュースデジタル版

ニュースのカテゴリーを選ぶ

挑戦する子どもたち
インタビュー
学校現場から
スポーツ
いきもの
イベント
募集

取材の依賴やプレゼントを送る

応募フォーム

教員向け(外部リンク)

SeDoc
アーカイブ
  • X
  • Instagram
  • Search

「東京大茶会2025」で茶道に励はげむ高校生にインタビュー

2025年10月27日 by yoshioka

Tweet

毎年秋に開催かいさいされる「東京大茶会」。今年の「東京大茶会2025」は、10月4日(土)〜5日(日)に浜離宮はまりきゅう恩賜おんし庭園ていえん(東京都中央区)、10月18日(土)〜19日(日)に江戸えど東京たてもの園(東京都小金井市こがねいし)にて開催かいさいされ、多くの人が訪おとずれ、日本のお茶の文化「茶道」を楽しみました。



浜離宮はまりきゅう恩賜おんし庭園ていえん会場では、東京都高等学校文化連盟れんめい茶道部門に所属しょぞくする高校の茶道部の生徒せいとたちが屋外でお茶を振ふる舞まう「高校生野点のだて」が、毎年行われています。



流派りゅうはを越こえて活動をしているため、立札卓りゅうれいじょくや水差みずさしや茶わんなどを、この「高校生野点のだて」のために特別とくべつにあつらえています。提供ていきょうされるお抹茶まっちゃも東京で栽培さいばいされたものを使用し、お菓子かしもこの日のために、高校生に合わせて、かわいらしいデザインのものが用意されています。生徒せいとたちが身につけている帛紗ふくさも、江戸小紋えどこもんの染そめ物工房こうぼうで職人しょくにんの方に教えてもらいながら、生徒せいとたちが自ら染そめたものとのことでした。




「生徒せいとたちのお茶が、いらしてくださった皆みなさまの心をつなぐことができればと思っています。茶道における一期一会いちごいちえの精神せいしんといいますか、お茶席での皆みなさまとの出会い一つひとつを大切に、生徒せいとそれぞれが、この場での経験けいけんをかけがえのないものにしてもらえたらとつねに願ねがっています。生徒せいとたちはこれからの文化の担にない手ですから、ふだんのお稽古けいこでは厳きびしいことも申もうしますが、やはりこうした特別とくべつな舞台ぶたいに立って、いらしてくださった皆みなさまのことを考えて、この空間をすばらしいものにしようとがんばる生徒せいとたちの姿すがたを見るのは、本当にうれしいです。また、このような貴重きちょうな機会きかいを毎年提供ていきょうしてくださる東京都をはじめとした皆みなさまにも、心から感謝かんしゃをしています」と笑顔えがおで話すのは、東京都高等学校文化連盟れんめい理事で、東京都立富士ふじ高等学校茶道部顧問こもんの残間ざんま紀美子きみこ先生。


写真左から、生徒の山田さん、渡辺さん、勝田さんと残間先生

トップバッターでお点前てまえを披露ひろうした東京都立富士ふじ高等学校茶道部の生徒せいとの皆みなさんにも、お話を伺うかがいました。


「東京大茶会は、私わたしたちにとっては晴れ舞台ぶたいです。文化祭などで自分の学校の人にお茶をお出しすることが多いのですが、一般いっぱんの方にお茶をお出しする機会きかいはなかなかないので、たくさん準備じゅんびをしてきました」と話すのは、高校1年生の渡辺わたなべ菜月なつきさん。


お席の紹介しょうかいを務つとめた高校1年生の勝田かつた結衣ゆいさんは、「文化祭だと知っている人をおもてなしすることが多いのですが、東京大茶会に出させていただくにあたり、一般いっぱんの方にお茶をお出しする際さいに失礼しつれいがないように練習をしました」と続つづけました。


お点前てまえを披露ひろうした高校2年生の山田やまだ千尋ちひろさんは、「お客さまにおいしいお茶を召めし上がっていただくことがいちばんの目的もくてきなので、こうした場できっちりお客さまに喜よろこんでもらえるようなおもてなしをするということは、東京大茶会に向けた練習だけではなく、ふだんのお稽古けいこからの積つみ重ねだと思っています。後輩こうはいには、ふだんのお稽古けいこから意識いしきを高くもってほしいと言っています」と話してくれました。


茶道を始めたきっかけについて聞いてみると、「小学生のときに、茶道の体験たいけん教室で茶道のおもしろさを知り、中学生になってから始めました」(渡辺わたなべさん)、「日本文化に興味きょうみがあって、日本文化をどこで学ぶかを前から考えていたときに、茶道部が学べる場だと思って入部しました」(勝田かつたさん)、「小学校の特別授業とくべつじゅぎょうで、茶道がありました。中学校に入ったら茶道部があったので、興味きょうみがあって入りました」(山田やまださん)とさまざま。


「皆みなさまとの一期一会いちごいちえの出会いを通して感謝かんしゃの気持ちも生まれてくるので、これからも、そうした気持ちを大切に、ふだんのお稽古けいこからがんばっていきたいと思います。こうしたお茶会は、私わたしたちの力だけではなくて、いろいろな方の力が合わって成なり立っていることだと思いますので、皆みなさまへの感謝かんしゃを忘わすれずに精進しょうじんしていきたいです」と、3人はその思いを教えてくれました。


浜離宮はまりきゅう恩賜庭園おんしていえん会場での「東京大茶会2025」では、茶道プログラムは「高校生野点のだて」のほかにも、室内で行われる「茶席ちゃせき」や、海外の方向けに英語えいごの通訳つうやくと解説かいせつがついた「英語えいごで楽しむ野点のだて」、東京都華道かどう茶道連盟れんめいによる、それぞれの特徴とくちょうをいかした屋外での「野点のだて」が行われ、手話通訳つうやくがつくなどの工夫くふうもされました。


また茶道だけではなく、伝統でんとう文化体験たいけんプログラムとして、英語えいごの通訳つうやくと解説かいせつがついた「華道体験かどうたいけん」も行われ、海外の方も楽しそうに体験たいけんしていました。



来場した多くの人びとにとって、「東京大茶会2025」は、茶道などの日本の伝統でんとう文化を体験たいけんすることで、心を通わせ、その魅力みりょくを身近に感じることができる貴重きちょうな機会きかいになったのではないでしょうか。このような機会きかいがあれば、みなさんもぜひ参加さんかしてみてください。


「東京大茶会2025」ホームページ https://tokyo-grand-tea-ceremony2025.jp

(取材・撮影:2025年10月4日「デジタル少年写真ニュース」編集部 吉岡)

Visited 61 times, 1 visit(s) today
カテゴリー: 挑戦する子どもたちタグ: お点前, 伝統文化, 伝統文化体験, 女子高生, 富士高等学校, 小金井市, 日本文化, 東京大茶会, 東京都, 東京都高等学校文化連盟, 江戸東京たてもの園, 浜離宮, 港区, 秋, 茶室, 茶席, 茶道, 茶道部, 華道, 華道茶道連盟, 野点, 高校生, 高校生野点, 高等学校

About yoshioka

Previous Post:自分たちの海は自分たちの手で復旧ふっきゅうさせたい
〜能登のとの海女あまからのメッセージ〜
Next Post:子どもたちが“未来みらいの仕事”を体験たいけん
「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」開催中かいさいちゅう

Sidebar

教職員向け
               
SeDoc +
会員制コンテンツ
アーカイブ
掲載用少年写真ニュース
運営会社
少年写真新聞社ロゴ

株式会社 少年写真新聞社
〒102-8232 東京都千代田区九段南3-9-14
HF九段南ビル2F・3F

メニュー
  • お問い合わせ
  • 運営会社WEBサイト
  • プライバシーポリシー
SNS
  • X
  • Instagram

Copyright © 2025 少年写真ニュースデジタル All Rights Reserved.