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近年、夏に顕著な高温を記録する年が増えており、とくに40℃を超える気温が毎年のように観測される状況を受けて、気象庁は4月17日、最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを発表しました。
今年は4月の時点で、すでに真夏日を観測する地域も出ており、熱中症の危険性が高まっています。学校現場における熱中症対策も、これまで以上に重要性を増しています。
とくに学校生活では、体育の授業や部活動、登下校など、屋外で活動する機会も多く、子どもたちの安全を守るための対策強化が重要となっており、熱中症の危険度を気温から判断するだけでは、安全を十分に確保できなくなってきています。
熱中症の危険度
気温だけではなく、湿度、日射(ふく射熱)、風の有無によって、体への負担は大きく変わり、熱中症の危険度も変化します。
気温がそれほど高くなくても、湿度が高い、日差しが強い、風が弱いなどの条件が重なると、体に熱がこもりやすくなり、熱中症の危険度は高まるので注意が必要です。
これを総合的に評価する指標が「暑さ指数」(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)です。
※環境省熱中症予防情報「暑さ指数(WBGT)について学ぼう」https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_lp.php
WBGTは、気温だけではなく、複数の環境要因を総合的に評価するもので、同じ気温でも場所や状況によって、危険度が異なる「場所ごとのリスク差」を数値で把握し、可視化することができます。
例えば、気温はそれほど高くなくても、湿度が高かったり、体育館のように熱がこもったりする環境などでは、WBGTが上昇し、気づかないうちに危険域に達することもあります。
(1)<Ⅰ 度(軽症)>熱失神(主な症状:失神、めまい、立ちくらみ)
軽症の症状が徐々に改善している場合のみ、現場での応急処置と見守りでOK
(2)<Ⅰ 度(軽症)>熱けいれん(主な症状:足がつる、筋肉の痛み、こむら返り)
軽症の症状が徐々に改善している場合のみ、現場での応急処置と見守りでOK
(3)<Ⅱ度(中等症)>熱疲労(主な症状:倦怠感、めまい、頭痛、吐き気)
すぐに改善が見られない場合は、すぐに病院へ搬送(周囲の人が判断)
(4)<Ⅲ度(重症)>熱射病(主な症状:呼びかけに反応しない、言動がおかしい、意識がない、もうろうとしている) ※すぐに全身を冷やし、119番通報する
重症かどうかは、救急隊員や病院到着後の診察・検査により診断される
同じ地域でも熱中症の危険度は違う
意外に知られていないのが、WBGTは場所によっても差が出ることです。
例えば、同じ地域内の学校であっても、学校ごとにWBGTが違います。さらには1つの学校の中でも、校庭や体育館、教室などで環境は大きく変わり、場所によってWBGTに差が出てきます。
天気予報や地域のアラートを事前にしっかり確認したり、今までの経験値をいかしたりすることも、もちろん大切ですが、目の前の子どもたちのリスクはそれだけでは判断ができません。
(1)危険(WBGTが31以上)
すべての生活活動で起こる危険性があります。屋外に出ることはなるべく避けて、エアコンがきいた涼しい室内で過ごすようにしましょう。
(2)厳重警戒(WBGTが28以上31未満)
軽い動きでも注意をするようにします。炎天下での外出は避けるようにして、室内でも室温の上昇に気をつけましょう。
(3)警戒(WBGTが25以上28未満)
運動や激しい作業をすると危険なので、活動時間が長くならないようにして、こまめに休憩をとるようにしましょう。
(4)注意(WBGTが25未満)
慣れない激しい運動や重労働をすると危険なので、やり過ぎないようにしましょう。
WBGTによる「見える化」が学校現場の判断を変える
文部科学省が示す学校における熱中症対策では、WBGTを活用した活動判断、環境に応じた運動制限が基本とされています。
WBGTが使う前提の指標とされているため、どのように確認して活用していくのかが鍵となり、校内で誰でも同じ基準で判断できる環境の整備が必要になります。
そうした対応をするためには、教職員が現場まで行って測定する必要があり、そうすると測定時間や場所にもばらつきが出てきます。
記録についてもデジタル化するのか、紙で管理するのかなど、統一する必要もあり、環境の整備といっても簡単なことではありません。
子どもたちの安全を守るためには、リアルタイムで、さまざまな場所でのWBGTを常時確認し、その情報を速やかに教職員内で共有し、数値に基づいた活動制限や中止の判断をしていくことが大切です。
WBGTをリアルタイムで計測できる機器やシステムを活用すると、これまでの経験や感覚頼みの判断から、客観的な数値に基づく迅速で安全な判断を行うことが可能になります。

熱中症アラートシステム導入ビフォー&アフター(提供:エイムネクスト株式会社)
実際に熱中症アラートシステムを導入している学校の養護教諭は、「グラウンド、体育館、ホールの3か所に導入し、教職員が集まる職員室などに専用ディスプレイを設置して、つねにWBGT値を教職員が確認できるようにしています。子どもたちにも見てもらえるように、昇降口近くにも一時的に表示できるようにしました。数値をいつでも見ることができるようになり、きめ細かい健康管理ができるようになったと感じています」と、学校現場での対策の変化について教えてくれました。



屋外(左)、屋内(右上)に設置したセンサー、校内に設置された専用ディスプレイ(右下)(提供:エイムネクスト株式会社)
とくに効果があったことについては、「朝の早い段階でアラート通知が届くこともあるので、その日の屋外活動のメニューをその時点で考えることができます。また、保健室は毎日イレギュラーなことが起こる場所なので、WBGTの計測や共有作業を自動化できたことで、本来の業務に時間をきちんと割り当てることができるのは助かりました。まめに数値を確認しながら冷房の温度管理もできるので、消費電力の節約もできます」とのことでした。
教職員の安全確保なくして子どもたちの安全は守れない
昨年6月1日より、厚生労働省は、「職場における熱中症対策の強化について」を示し、労働安全衛生法に基づく規則の改正を施行しました。
これは、熱中症のおそれがある労働者を早期に発見し、迅速かつ適切に対応することで重篤化を防ぐため、職場における「体制整備」、「手順作成」、「関係者への周知」の徹底を求めるものです。
これまで学校現場では、主に子どもたちの安全確保に重点が置かれてきました。
しかし、猛暑の中で授業や部活動、校外活動の指導にあたる教職員の安全確保も大切です。学校は子どもたちの「学びの場」であると同時に、教職員にとっての「職場」でもあるからです。
教職員が安全に業務を行える体制を整えることは、結果として子どもたちの命と健康を守ることにつながります。
今までなら、教員個人の経験や現場の判断に委ねられてきた場面も少なくなかったかもしれません。しかし、熱中症リスクが高まる現在、個人の判断だけに依存する対応には限界があります。
「子どもを守るために、まず大人が安全であること」という観点から、学校という組織全体で安全を守る体制へと転換していくことが求められています。
学校の安全基準を次のステージへ
環境省熱中症予防サイトで、熱中症予防強化キャンペーン協力企業として紹介されているエイムネクスト株式会社の清水さんは、「暑さ指数(WBGT)センサーによる熱中症アラートシステムを導入することで、データに基づく熱中症対策が可能となり、学校として一貫性のある安全基準の運用が可能になります。基準値を超えた際には教職員にも通知が届く仕組みなので、組織的かつ即時的に適切な対応をとる体制づくりもできます。測定データは蓄積されて、記録として可視化して活用できますし、自動計測なので、現場に出向いて計測する必要もなくなり、忙しい先生方の業務負担軽減にも貢献できます」と、導入のメリットを説明してくれました。
熱中症アラートシステム紹介動画(提供:エイムネクスト株式会社)
※この動画はプロモーションを含みます
子どもたちの命を守る判断をより確かなものにするためにも、根拠に基づいた安全判断と、組織的な情報共有による新たなステージでの熱中症対策に、学校で取り組んでみてはいかがでしょうか?
熱中症アラートシステムについての問い合わせ先
エイムネクスト株式会社(担当:清水、金澤)
〒105-0013 東京都港区芝1-10-13
電話 03-3453-3900
メール info-tknb@aimnext.com
サービスの詳細について
https://www.aimnext.co.jp/service/wbgt-iot-service.html
問い合わせフォーム
https://www.aimnext.co.jp/service/contact-case-of-wbgt-IoT-service.html
お知らせ
【エイムネクスト株式会社からのお知らせ】
熱中症アラートシステムのお試し利用(有償・先着)キャンペーンを実施中です!
くわしくはチラシをご確認ください。詳細についてはホームページからもご確認いただけます。
すぐに本導入は難しいという場合でも、1シーズンお試しいただくことができます!
お気軽にお問い合わせください。
【参考】
熱中症について学べる動画(環境省熱中症予防情報サイト)
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_library.php
熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku


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