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はじめに
動物用の治療薬や予防薬などの動物医薬品の分野で世界をリードしている企業、Zoetis(ゾエティス)は、アメリカに本社があり、グローバルな事業を展開しています。
日本においては、ゾエティス・ジャパン株式会社(以下ゾエティス・ジャパン)が拠点となり、動物用医薬品を中心とした事業を展開し、動物医療の発展に貢献しています。
犬や猫といったペット向けの治療薬や予防薬などの製品は、わたしたちとともに生活するペットの病気を防ぎ、健康を維持することで、家族の一員である動物たちの生活の質(QOL)の向上に大きく貢献しています。
さらに、家族であるペットが健康に暮らすことは、飼い主の安心感にもつながり、わたしたち人間の心身の健康や毎日の生活の質の向上にも寄与しています。
また、ゾエティス・ジャパンの事業はペット分野にとどまりません。
畜産分野においても、牛・豚・鶏・魚類などに向けた医薬品やワクチンを提供しています。
畜産動物の病気予防や健康管理を支えることで、わたしたちの食卓に届く食品の安全性確保にも貢献しています。
このように、ゾエティス・ジャパンは、「動物の健康」を軸に、動物とわたしたち人間の暮らし、そして社会全体の安心・安全を支え、より豊かにするという重要な役割を担っています。

動物医療を通じて社会に貢献
「とくに大切にしているのは、『人間と動物の絆(Human Animal Bond)』という考え方です」と話すのは、ゾエティス・ジャパンの浅野洋子さん。
「人と動物がつながるという考え方は日本だけではなくグローバルに進めていることで、動物の健康を守ることが、人の心の豊かさや社会のやさしさにつながっていくと考えています。その考えのもと、医薬品を提供するだけではなく、アニマルセラピーという観点から高齢者施設や児童養護施設へ定期的にセラピードッグを派遣したり、未来を担う子どもたちが命を大切にするよう、教育活動を通じて人と動物のよりよい関係づくりに取り組んだりしています」と説明してくださりました。
社員参加型の取り組みと子どもたちへのキャリア教育
そうした思いのもとで実施されている、子どもたちに向けた取り組みについて、子ども食堂への寄付に取り組む青木恵美子さん、出前授業を行う堂免由美子さんにお話をうかがいました。

(1)社員参加型の社会貢献「Zoetis Happy Month 2025」

──これはどのような取り組みですか?
青木さん「当社の社員が、自社製品のペットでの使用事例を投稿すると、その投稿数に応じて子ども食堂へお肉(1投稿3,000円分)を寄付するキャンペーンです。むすびえさんと連携して取り組みました」
──お肉はどんな献立になるのですか?
青木さん「それぞれの子ども食堂さんに、メニューはお任せしております。今回は、和牛を提供し、子どもたちからは『和牛のお肉を食べるのは初めて!』、『こんなにおいしいお肉は初めて!』という感想もいただき、運営スタッフのみなさんにも喜んでいただきました」
──みんなが笑顔になるすてきな取り組みですね。
青木さん「日本の酪農家や畜産農家のみなさんを応援するとともに、食の価値を子どもたちに伝えて食育につなげ、地域交流の場であるこども食堂を支援することを目的に、2025年に本キャンペーンをスタートしました」
──社内外両方で盛り上がりますね。
青木さん「わたしたちの仕事がみなさんの生活にどれほど貢献しているかは、社内からは実感しにくい面があります。今回の取り組みを通じて、わたしたちの製品が日本の食を守ることにも関わっていると改めて知るいいきっかけになりました。加えて、社員同士のつながりも強まり、会社全体の一体感が高まっているのを感じます」
──今後の目標を教えてください。
青木さん「続けていくことが大切だと思っています。今年度は、国産の豚肉の提供を考えています。どのような料理になって子どもたちに提供されるのかが、楽しみですし、みんなで楽しくおいしく食べてもらい、毎日がんばっている日本の畜産農家さんたちの力にもなれたらうれしいです。これからも、このキャンペーンを続けていきたいと思っています」
(2)キャリア教育の出前授業

──対象は小学生ですか?
堂免さん「早い段階からキャリア教育に取り組んでいる学校現場も多いので、小学校から高等学校までを対象にしています」
──どのような内容の授業を行うのですか?
堂免さん「動物に関わる仕事や動物医薬品の役割について、わかりやすく伝えています。動物医療=動物のお医者さんというイメージが強いですが、実は意外と知られていない分野でもあるので、子どもたちには、自分たちの生活の身近な仕事であることを伝えています」
──確かに獣医師さんというと、動物のお医者さんというイメージが強いですよね。
堂免さん「わたしも獣医師なのですが、小学生のときに、公務員として働く獣医師さんに出会って、獣医師の仕事が動物のお医者さんだけではないことを知りました。ですので、子どもたちにも視野を狭めない、選択肢の提供ができればと考えます。動物たちの健康を守るために、治療や予防のための医薬品の開発などの分野の仕事があるんだということを、まずは知ってもらえたらと思います」
──授業をやってみて子どもたちの反応はいかがですか?
堂免さん「やはり、わたしたちのような仕事があることを知らない子どもたちは多くて、真剣に受け止めてくれました。中には『たいへんそうで自分には無理です』なんてコメントもありました」
──印象深い出来事などはありますか?
堂免さん「授業のインパクトを少しでも残したかったので、魚の話をしました。動物というと、当社の場合、犬や猫、牛や豚といった動物を想像しやすいのですが、実は魚も対象なんです。『魚のワクチンもあるんですよ』と伝えると、みんなが『え? 魚?』ってざわつくんです。魚1匹1匹にワクチンを打つという状況の想像がつかないようで、その反応がとてもおもしろかったです」
──今後の目標はありますか?
堂免さん「動物医療はまだまだ認知度が低いのですが、医薬品開発や製造という仕事は、今注目を集めている分野ではあるので、そのあたりをアピールしながら、みなさんの日常にも関わっている仕事であることを伝えていけたらと思っています」

加藤秀夫さんは、子ども食堂や出前授業以外の活動についても教えてくれました。
「ゾエティスの各部門でさまざまな活動をしており、畜産に関わっている学校で講演したり、農場見学の機会を提供したりしています。実際の農場は、学校の設備とは違うので、学生さんにそうした体験をしてもらうことも大切だと思っています。これからも、キャリア教育は大切にしていきたいです。子どもたちや学生さんに興味や関心が向くところを早めに見つけてもらえば、ミスマッチを防ぐという役割もあると思っています」と続け、「子どもたちや学生さんが将来なりたい職業を考える際に、動物の健康を支える仕事として、動物医薬品に携わる仕事もあることを知ってもらい、選択肢のひとつとして考えてもらうことができたらと思っています。そのためにも、動物の命を守る仕事が人々の生活や社会全体を支えていくことを、これからも伝えていきたいです」と、その熱い思いを話してくれました。
動物と人の未来のために
こうした活動以外にも、人と動物が快適に暮らせる環境づくりや、よりやさしい社会づくりを目指して、ゾエティス・ジャパンではさまざまな取り組みを行っています。今後の活動にも、注目してみてください。
ゾエティス・ジャパン株式会社
〒151-0053
東京都渋谷区代々木3-22-7
新宿文化クイントビル14階
電話 03-5309-7900(代表)
ホームページ https://www2.zoetis.jp

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